一般財団法人地域活性機構

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「地方創生カレッジ事業」の一環として、広島、浜田アクティブラーニングを実施

更新日:2018/04/17

1.講座のねらい

「地方創生カレッジ事業」は地方創生の担い手を全国に育成することを目的として、2016年度に開講され、すでに多くの視聴者がeラーニング教材を通じて、地方創生の理念、必要な知識、実際のケースなどを学んでいる。
しかしながら、情報機器の動画視聴を通じた座学のみでは、より具体的に地域課題を肌で感じ、地域問題解決のアクションにつなげられる人材を育てるには限界がある。
そこで、今回新たな試みとしてeラーニング教材の取材対象地となった島根県浜田市の企業の具体的ケースについて、近隣の大都市である広島市民などにより深く学んでもらうとともに、受講生同士のディスカッションを通じて、浜田市の3つのコア産業の課題解決提案を作成してもらった。

2.講座の流れ

(事前にeラーニング教材を視聴してもらった上で、下記を実施)
第1回スクーリング(広島市)           平成29年11月27日㈪  参加者数25名
第2回スクーリング(広島市)           平成29年12月4日㈪    参加者数22名
浜田市におけるプレゼンテーション平成30年1月13日㈯    参加者数63名

第1回スクーリングでは、事務局側講師から、今回の講座の目的と現地の課題、コンサルティングプロセスを講義し、下記の3グループに分かれて、課題解決の糸口を探ってもらった。
・石州瓦チーム(地元伝統産業である亀谷窯業の一層の発展のために何をすべきか)
・農業チーム(浜田市の振興作物である西条柿をもっと外部に知ってもらうためにどのような戦略をとるべきか)
・水産業チーム(浜田のどんちっちブランド強化のために何が必要か)

第2回スクーリングでは課題の検討をより深め、その後の受講生同士の自主的な意見交換も含めて、浜田市に対するプレゼンテーション内容を固めた。

第3回は、広島、東京から13名のチームが現地にプレゼン訪問し、参加してくださった市長始め50名を超える浜田市民、事業当時者、議員、市役所職員等の方々に対して改善提案を行った。

3.成果と課題

1)様々な地域、職業、年齢の人々が、特定のテーマについて真剣に議論しあうことを通じて、互いに問題をより深く共有することができた。

2)特によそ者である広島市民に、地元のしがらみにとらわれない大胆な提案をしてもらったことをきっかけに、熱気のあるプレゼンと意見交換の場が持てた。

3)今後のカレッジ事業や地方創生の担い手づくりの際の手法の原型、ゴールのイメージをおぼろげながら持つことができた。

4)浜田市にとって耳の痛い話もあったが、地方創生に不可欠である本音をぶつけ合う場が形成できた。

5)ただし、今後、この交流・交錯をさらに進めていくためには、いくつかの課題もある。

・講師側、広島受講生側も、もっと浜田市とその課題を深く、広く知ることが必要
・そして何より、提案した内容の実現に向けて、広域連携の事業スタイルをとりながら、個々の事業者の経営改善につなげていくことが必要。
・そして、浜田市の方々の将来の幸福の形を考えながら、新たな仕掛けを継続的に提案・実現してくことが必要。
・課題先進地域の取り組みが他地域への水平展開につなげられるように応用編を考えること
6)したがって2018年度以降、浜田市を第一候補地としながら、具体的プロジェクトに着手し、それを全国の他の課題先進地にも拡大していきたいと考える。


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