清成忠男 初代理事長、中嶋聞多 二代目理事長の後を継いで三代目理事長を拝命致しました亀和田と申します。地域活性化の世界では著名なお二人の後任ということで重責を痛感しています。私は4年ほど前に地域活性機構の理事に就任し、全国の「地域活性化」事例についての調査研究や情報発信を担当してきましたほか、食に関する「Cook Nippon」プロジェクトや内閣府の「地方創生カレッジ」講座の企画の担当、ある自治体の東京オリパラに向けた文化プログラムの調査・企画提案、またWEBメディア「グローカルミッションタイムス」連載コラムなどを通じて全国津々浦々の街を訪れてきました。
各地の政令指定都市から中核市、地方都市、中山間地域を訪ね歩くなかで現在、日本が直面する人口減少、少子高齢化という大きな問題、また電車やバスなど交通インフラの危機、空き店舗が顕在化する商店街、空き家が増える地方の街並み、後継者不足などから生じる耕作放棄地、地域に根付いた伝統産業の衰退、失われていく祭事といったローカルのさまざまな地域課題を目の当たりにし、いかにこうした課題解決を図っていくのが望ましいのか、持続可能なまちづくりを推進するためにはどうすれば良いのか、ということを痛切に感じるとともに考えてきました。
これまでは、地域の課題や地域の資源などの情報発信などに主に携わってきましたが、前述の課題の解決のため、さらにSDGsの目標の一つにも掲げられている「住み続けられるまちづくりを」を推進していくために、それぞれの地域に応じたプライオリティーや方法論を検討し、実践していく上で、本機構は新たな組織体制の下、さまざまな自治体をはじめ、企業や団体、大学、地域の方々と協働して地域の課題解決、そして持続可能な社会とまちづくりを推進していく活動のお手伝いをさせていただきたいと思います。皆さまのご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
地域活性機構 理事長 亀和田 俊明